「2×4」は台風に強い
強風に対応する工夫がぎっしり詰まっています。
吹き上げ防止の決め手「ハリケーンタイ」
ツーバイフォー工法は、台風よりも強いハリケーンに見舞われる北米大陸で生まれたため、強風に対する独自のアイデアもぎっしり。たとえばそのひとつが「ハリケーンタイ」と呼ばれるあおり止め金物。充分な防錆処理を施したハリケーンの1個あたりの許容耐力は345kgfもあります。(一般 に住宅に被害が出るといわれているのは風速70m=170kgf)。
強風でも屋根が飛ばされないように、屋根のたる木と構造壁ががっちりと連結しています。他にも、それぞれの部位 に応じて補強金物類を使用しており、万全の対策を施しています
1991年台風19号にも優れた性能を発揮
広島市で、毎秒58.9mの最大瞬間風速を記録した1991年の台風19号。近年にない大きな被害を残した台風でも、ツーバイフォー住宅はその優れた性能を実証しました。記録的な風を観測した広島において、ほとんど被害がなく塩害や海からの強風にも耐える強さを発揮したのです。
土流よりも強いのがモノコック構造
ツーバイフォー住宅はモノコック構造。強固な床構造が壁面 と一体化していることから、水平力に対して圧倒的な剛性を誇り、地震、強風はもちろん、さまざまな災害から暮らしを守ります。こうしたことから、考えられないような外力である土流の直撃を受けたK様邸の実例でも、構造躯体に大きな被害を受けることがなかったのです。 これが、水平力に弱い軸組木造住宅だった場合、柱が折れ、屋根が落ちてしまっていたとも考えられます。
2×4を支える釘・帯金物の力
重ねた板に2本の釘を打つだけで、その板を横にずらすことは大変困難になります。このように釘は、横方向の力(せん断力)に対して特に強さを発揮します。ケーアイホームでは、壁と床に対して約22cmというきわめて密な間隔で釘を打ち、強力に接合しています。さらに1階壁と2階壁は、ツーバイフォー独自の帯金物によって緊結。これによって、構造躯体は、横からの力だけでなく、上下の力に対しても優れた耐性を備えることになるのです。
※仕様は建物によって異なります。
22cm間隔で打ち込んだ、
釘の力によって、横方向の力に対する強さを発揮
土台と1階、1階と2階をそれぞれ帯金物等で緊結