「2×4(ツーバイフォー)」工法とは

「2×4」って何?他の工法と何が違うの?

過酷な条件の中で育まれたツーバイフォー

過酷な条件の中で育まれたツーバイフォー

新天地を求めて移住してきた多様な民族によって構成される国、アメリカ。
北極圏、あるいは多雪凍結地帯のアラスカ、地震の多い西海岸、降雨の少ない砂漠地帯がある南西部、湿気とハリケーンの南部、そしてシロアリの繁殖する亜熱帯フロリダと、過酷な気候条件の多い、そのアメリカで生まれ育ったのが、「2x4ツーバイフォー工法」です。

2×4の名前の由来

2x4(ツーバイフォー )工法は、日本での正式名称を「枠組壁工法」といいます。
「ツーバイフォー」という名前の由来は、『約2インチx約4インチ』の木材がその基本構造材として主に使用される事によります。

  1. ツーバイフォー (2×4)材
  2. ツーバイシックス (2×6)材
  3. ツーバイエイト (2×8)材
  4. ツーバイテン (2×10)材
  5. ツーバイトゥエルブ (2×12)材
  6. フォー バイフォー (4×4)材

2x4(ツーバイフォー )工法では、この2x4材を中心に、6種類の規格材が主に使用されています。 これは規格の統一による大量生産とコストダウン、現場での汎用性、そしてシンプルな構造システム の実現に大きなメリットがあります。

2×4(ツーバイフォー)工法とは

鉄やセメントは、掘り尽くしてしまえばなくなってしまう有限の資源ですが、木は一度伐採してもきちんと植林をしメンテナンスしていくことで、再びもとの姿を取り戻します。つまり、木は50年~80年のサイクルで再生産できる無限の資源。リサイクルを推奨し、資源の大切さが呼びかけられている現代において、木はまさに理想的な資源であるといえます。

軸組構造住宅

軸組構造住宅

梁と柱で構成された構造体によって構成される、 一般的な軸組構造住宅です。

ツーバイフォー工法

ツーバイフォー工法

ツーバイフォー構造を基本として作られた枠組みと面 材で、壁・天井・床と6つの面で構造体を構成します

2×4(ツーバイフォー)工法の強さ

木は圧縮力に対して強いため、上からの力に対しては、一般的な軸組構造、ツーバイフォー工法とともに強度を発揮します。しかし、地震など、横からの力に対しては一般 的な軸組構造は弱いという欠点を持っているのに対し、6つの面 で構成されたツーバイフォー工法は横からの力を分散して逃がすため、横からの力に強いという特性を持っています。

軸組構造住宅

軸組構造住宅

柱で構成されているため、横や斜めからに力に弱い

ツーバイフォー工法

ツーバイフォー工法

壁パネルにより加わる力を分散して逃がすことができる

  • メールで送る