「2×4(ツーバイフォー)」工法とは
「2×4」って何?他の工法と何が違うの?
過酷な条件の中で育まれたツーバイフォー
新天地を求めて移住してきた多様な民族によって構成される国、アメリカ。
北極圏、あるいは多雪凍結地帯のアラスカ、地震の多い西海岸、降雨の少ない砂漠地帯がある南西部、湿気とハリケーンの南部、そしてシロアリの繁殖する亜熱帯フロリダと、過酷な気候条件の多い、そのアメリカで生まれ育ったのが、「2x4ツーバイフォー工法」です。
2×4の名前の由来
2x4(ツーバイフォー )工法は、日本での正式名称を「枠組壁工法」といいます。
「ツーバイフォー」という名前の由来は、『約2インチx約4インチ』の木材がその基本構造材として主に使用される事によります。
- ツーバイフォー (2×4)材
- ツーバイシックス (2×6)材
- ツーバイエイト (2×8)材
- ツーバイテン (2×10)材
- ツーバイトゥエルブ (2×12)材
- フォー バイフォー (4×4)材
2x4(ツーバイフォー )工法では、この2x4材を中心に、6種類の規格材が主に使用されています。 これは規格の統一による大量生産とコストダウン、現場での汎用性、そしてシンプルな構造システム の実現に大きなメリットがあります。
2×4(ツーバイフォー)工法とは
軸組構造住宅
梁と柱で構成された構造体によって構成される、 一般的な軸組構造住宅です。
ツーバイフォー工法
ツーバイフォー構造を基本として作られた枠組みと面 材で、壁・天井・床と6つの面で構造体を構成します
2×4(ツーバイフォー)工法の強さ
木は圧縮力に対して強いため、上からの力に対しては、一般的な軸組構造、ツーバイフォー工法とともに強度を発揮します。しかし、地震など、横からの力に対しては一般 的な軸組構造は弱いという欠点を持っているのに対し、6つの面 で構成されたツーバイフォー工法は横からの力を分散して逃がすため、横からの力に強いという特性を持っています。
軸組構造住宅
柱で構成されているため、横や斜めからに力に弱い
ツーバイフォー工法
壁パネルにより加わる力を分散して逃がすことができる